カレーですよ5140(青梅 夏への扉)アラジンの石油ストーブ詣で。

他にも道中で用事があってのことだったんですが、その用事の場所が都内、青梅街道沿いでした。それで最終青梅まで行くことに決めたんです。そろそろ山の方はストーブを出す時期だろうから。

 

 

カレーですよ。

 

 

わたしが大事にしているストーブ、アラジンのシルバークイーンのご先祖様を愛でにゆくのですよ、青梅のカフェまで。細く長く通っているお店です

一度訪れてどうにも気に入ってしまって、年に1〜2度ではあるのですが、かかさずに毎年という感じで訪れています。青梅駅から坂道を上がって青梅線の跨線橋のたもとまで歩きます。跨線橋の向こうに古びた雰囲気の、素敵なカフェがある。それが、

 

「夏への扉」

 

近づいてきて嬉しさが込み上げてきて、、、あれ?今までなかった看板がついてるぞ。なんだなんだ?あ。ネコだ(笑)しかも看板大きい(笑)。

なるほど看板をつけたのかあ。手書きでちょっとかわいらしいです。しかし大きいな(笑)。初めは違和感があったんですが、このお店には長く続いてもらわないと困るので、この看板でお客さんが増えればそれもまたよしありがたし、なのであるよ。

さて、週末ではありましたが中途半端な時間の15時ちょっと前。あまり混んでいなくて助かったよ。

ちょうど窓際の席があいてそこに案内をしてくださいました。うれしい。窓際の席、それはストーブの席なのです。「アラジン シルバークイーン」が至近においてあるのです。

その前にカレーだな。いつも通りで、

 

「野菜カレー」

 

と飲み物をいただくことにしました。

カレー、染み込むように美味いんだよね。とても甘いカレーでね。何度も食べているんですが、ひと口目はわかっているのにおもわず破顔してしまう味。優しく甘く、その甘さは多分野菜のチカラでとても自然。穏やかで滋味深いのです。そこにきちんと仕事をするスパイスがいて役割を果たしていてバランスを取ってます。

なかなか同じような味に当たらないよなあ、オリジナリティ高いよなあ。

食べ終わってコーヒーを飲みながら、定期的に窓から聞こえてくる青梅線の、ゴトゴトいう鉄輪が線路の切れ目を打つ音を聞きます。

どうにも心が休まるんだ、これ。

アラジンのブルーフレームストーブは有名なのでご存じの貴兄も多いかと思います。ここ「夏への扉」にも1台あります。かくいうわたしも古いベージュのものを1台、持っているんですよ。毎年秋口にメンテナンスしてから使うのが楽しいの。

この日のお目当てはそれとは別の機種。「アラジン シルバークイーン」というモデル。ブルーフレームとは違い、筒形ではなくて大きな反射板がついた横型のもの。

わたしの「シルバークイーン」はわりと最近発売されたリプロダクト品でね。ガスカートリッジ、いわゆるカセットガスで稼働します。サイズを初代の2/3ほどに縮めたもの。色気には少々欠けるんですが正真正銘、アラジンが出しています。正当な後継機ですね。そちらもそちらでまた、美しい。

本家は石油ストーブ。だからここのシルバークイーンには背中に銀色の燃料筒が2本装備されています。残念ながらまだストーブに火を入れるには早かったようで、その形を愛でるだけとなりました。でも大変に気持ちが豊かになるひとときでした。

もう少し寒くなったらまた出掛けていこう。カレーとストーブの1日旅です。