
使い古しの言葉で申し訳ないとは思うんですが、国宝級、重要文化財レベルのやつ。ものすごいものを食べたよ。
カレーですよ。
虎ノ門ヒルズ・虎ノ門横丁はマッキー牧元さんの盛大なパーティー以来となっていました。イベント「Toranomon Hills Bar Hopping 〜飲んで食べて美食巡り〜」にてPOP UPとして、金島シェフが築地に続いて虎ノ門にやって来たのです。

先日の「カツカレー★オールスターズ2」にてその味を知ってしまい、強く推さねばと意識するようになった欧風カレーレジェンド、金島保シェフが虎ノ門ヒルズで4日間腕を振るったんです。
「Authentic Curry KANESHIMA」
実は足首を痛めており、これまた一種カレーレジェンドと呼んでもいいと思うんだけど、アイドルを専業とする吉河順央さんがホールで入る木金でお邪魔できなかったのは痛恨!!だった。たしかモトダさんが紹介してくれたんだと記憶してます。

さて、カレーです。 チームKANESHIMA全員勢揃いで対面カウンターで食べるの少し恥ずかしいです。
まずはヴィシソワーズ。冷製なので注文してからあまり間を開けずスーッと出てきて嬉しいな。


これがまた破格の美味しさ。ミルクキャンディを舐めているようなつるりとした食感と深い奥行き。すーっと喉がひんやりするあの感覚は忘れ難いな。
さあ、ビーフカレーです。


ビーフの質、仕上がりがもうこれ、ただことではない。本当のご馳走が目の前にあるなあ、という素直な気持ちになるやつだな。なんかちらりと歩留の話をSNSで見ていたのでより価値を感じてしまいます。あ、削いだやつもらっていいですか?(笑)


カレーソース、素晴らしいなあ。香りと味の乖離がないんですよ。一体感というやつです。甘いのに、甘さ深いのに引き摺らない、ぴたりととまる甘さの切れ味がもう不思議で不思議で。良い意味で難しくしていないのにその切れ味や深みや工夫が手に取るようにわかるある種恐ろしいカレーなんですよ。なんなのかというと、わたしがよく話す「二重レイヤー」の話しともリンクします。


そこにひと皿のカレーがあります。マニアでも研究者でもない普通のひとが食べると「うわっ!ものすごく美味しい!こんなの食べたことない。なに?これなんで?」となっります。これをマニアが食べると「なんだこれは!どこまでも甘いのになぜかキレも持ち合わせてる。奥行きの深さ、底が見えない、、どうやって解析すれば」などなるわけです。


共通するのは最終両方の立場の人が「幸せ」を感じるんですよ。普通の人にはなんだかわからないけど圧倒される美味しさ。マニアには融合や変化や奥行きが見えてそういう感激がある。2層のレイヤーがあるわけです。普通の人もマニアも、子供も老人もみんな美味しい、その上でマニアックな追求や探究心旺盛な人々をも唸らせる。これクラスのカレーはわたしは荻窪に1店舗知っている程度です。むろんあそことはやっていることや向いている方向が違うんですが。が、思い出してしまうんだよね。それくらいすごい。


ひたむきに一つのものと向き合う人はなにか同じような空気を持っていると感じています。
