カレーですよ5736(北習志野 モトカレー)ひさしぶりの開店。

ひたすら待った甲斐があったというものです。行列が苦手な上にこの時はわたしも足を痛めていたんですが、クルマで1時間走り、駐車場から冷や汗をかきながら足を引きずって歩き、店前に並んだ、待った。まるでモトさんの痛みを背負うように、、、いや、言ってみたかっただけ。彼の大変さに比べたら足元にも及ばないわけです。

 

 

カレーですよ。

 

 

モトさんは足を怪我してしまったのです。半年を越える休業、リハビリの日々。店を持っている人のそれは想像を絶するつらさでしょう。

ご本人の気持ちに寄り添うなど到底無理な複雑な思いと大変さを抱えてらっしゃるはずです。しかしモトさんは諦めない。できることを考えて、耐えて、足掻いて、努力をやめない。そういう男です。

そんな彼がオーナーシェフを務める

 

「モトカレー」

 

モトさんから突如1日だけ営業の宣言が!わたしもまだ足の痛みが引かないんだけど行かねばいけない。行かない理由がない。ちょいと足首を腫らして倍に膨らんだ足で数百メートル歩くなぞものの数ではない(いや、けっこう大変)。万難を廃していかねば始まらないのです。

モトさんの顔を見たかったからね。そうやって営業開始の20分ほど前に辿り着いた北習志野の「モトカレー」。開店前の行列は大変なものでした。3人ほど前で2回転目になったのは痛恨であったけど。でもそんなことはいいんだよ。

今日のメニューの中から、

 

「赤カレーDX」

 

に決めました。

 

カウンターの中でモトさんがグイグイと頑張っているのが見えます。あんまり無理しちゃダメだからーと声が出そうになります。店内で移動のためにキャスター付き椅子まで準備しているのにそれをまったく使わずにガンガン動いてる。からだ、こわさないでほしい。

 

さあカレーだよ。

赤カレーDX、とても好ましいものでした。香り良く、旨味が深く、スパイスの香りと風味、どちらもふんだんに生かして作ってあります。お皿の中にホールのブラックペッパーやカルダモン、クローブが見て取れます。ウスターシャーソース系のスパイス使いを感じるもの。

ルーツは柏方面にあり、それを土台にモトさんが独自で自分のやり方と味に進化を進めていったカレーです。結果、これはもうオリジナルだ、と言うところまで辿り着いています。上野が好きなわたしが言うんだから間違いないよ。これはもう、完全に、なにものでもない、モトカレー、そのもの。

そしてなんじゃこりゃサイズのチキン、どデカいのがどすん。大きいだけじゃないですよ。骨付きのチキンレッグ、骨ばなれがすごくいいんです。食感はちょっとハムに近いと言うか、プリッとしていて引き締まっているんですが、かたいとかではまったくなくて、その食感に歯が口がよろこんでいるのがわかります。味もいうことなしで上手に調整された下味で単体で食べても手応えあり、カレーと合わせるとその力を倍で発揮してくるっていう素晴らしいやつ。いい、うまい。たまらんなあ。

ジャガイモ、オクラ、ブロッコリーにレンコン、キクラゲ。そういうのが入ってます。レンコンがことのほかいいなあ。ぽくぽくした食感で食べていて楽しい。キクラゲも存在感強く主張してきて楽しいです。クラフトコーラはクローブの香り風味が濃く強い、しかし素直なおいしさのクラフトコーラ。カレーにすごくよく合うのが楽しいやつです。これは頼んだ方がいいよ。

食べて、改めて思うのは、モトさんのカレーはレベルが高い。オリジナリティ高く、きちんと個性を出しながらも多くの人が美味しいと思うツボを外さない。プロのプロたる所以を感じます。

物件の話もあったり色々となかなか難しいとちらり聞いているんですが。でもモトさんのいつものスタンス。やれることをやる。モトさんはこれを着実に実践しています。見ててわかるもん。で、見るにつけ「大変だよなあ」と思いつつ「でも大丈夫だよな」とも思うのです。なんでかっていうと、モトさんは変わらないから。カレーを作ることがものすごく好きで、工夫をするのが楽しくて、真剣で、そういうのが変わってないのが伝わってくるから。だから、このひとの作るカレーを食べたいなあ、と素直に思います。

相変わらず腹がガチガチになるまでいっぱいにされました。全くもって楽しい。そうそう、カレーライスはこうでなくては。そう、モトカレーはこうでなくてはね!