カレーですよ4601(豪徳寺 オールドネパールトウキョウ)心あるひとと心ある店に。

 

結局、やっぱり、いけば必ず打ちのめされる豪徳寺のあお店。今回もやっぱり、でした。

しかも今回はランチ。ランチでも同じ思いをさせられるとはね。

 

 

カレーですよ。

 

 

ディナーこそ真のこの店のあるべき姿、体感すべきもの!とか思ったり人に言ってまわったりしてたんですが、ランチでも同じ思いをあっさりと体験してしまうとは、、、驚きを越えてちょっとなにかあきれるというか達観というか、そういう色々な思いを感じてしまうんです、ここは。

そうかなるほど!ここは涅槃なのか。多分日本のゆるくて広いカレーというジャンルのなかの一番硬くてとんがっている高い場所であり、涅槃なのだよ、きっとここは。

いや、涅槃と言ってもサンスクリット語の「ニルヴァーナ」ではないですよ。「ニルヴァーナ ニューヨーク」はミッドタウン。あそこはまた違う方に向いた高位にある涅槃なのです。ここ豪徳寺の

 

「オールドネパール」

 

も日本のカレーの涅槃の一つ。やはりとんでもない。

この日は全国的にも大変希少であるインド料理の持ち帰り専門店「アンミッカル」を浜松で営む、菅沼映里店主と「オールドネパール」で待ち合わせ。高さの近い目線と想いでおしゃべりできる大切な人。

 

さ、注文。ランチのダールバートにすこし副菜の追加と飲み物もいただくことにきめました。

とにかく取り組みというものがあるなあ、と感じます。やりたいこと、行きたい場所、そういうものが明確で、その明確な道に生真面目に向き合う姿がそのまま味やプレゼンテーションに反映されています。

前も書いたが規格外という言い方くらいしか思いつかないね。なかなかないです、こういうレストラン。

ここで食べていると味のことをこういう場所でいろいろ書くのがなんというか、憚られるというか、馬鹿らしくなるというか。それよりも自分がいかに言葉足らずかと言うことを思い知らされたりします。表現の範囲を超えていたりするんだよね。

なかなか共通言語で多くの人に伝えるというやり方がままならないんです。そして、それがここの価値。行って、食べないと伝わらない、わからないのです。

この店は本当にそういう場所なんですよ。体験しないとわからないし、わかったつもりになっても全然わかってないということがわかる。馬鹿みたいな文章書いているなあ、と我ながら思いますが、この気持ちはいけばわかるはず。

だから行ってみなよ。

だから今回あじのことは一切書かないと決めていたんです。が。

 

そういう中でそれでも特筆したくなってしまったのが、飲み物、ソフトドリンク。穏やかな発泡のティーソーダのこと。

どこか野趣感じるものの、そこにちゃんと洗練も併せ持つ上品な味、香り。まるでこのお店、オールドネパール東京の根っこががそのまま飲み物になったような一杯。そこに驚くべき香りのソウルクンブ産ティムル(ネパール山椒)をあわせてありました。このティムルが只事ではなかったんだよ。

明らかに、間違いなく、驚くべきことにジャスミンの花の香りがするのです。その粒をもって来てくださったので、この小さな粒の一粒だけを口に含むとこれがほんとうにまるっきりジャスミンティをくちにいれたようなもの。こんな不思議なものがあるのだとしばし口がきけなくなりました。

これは夏が楽しみになってきたよ。初夏くらいのイメージでこの店の2階にスパイスショップが開くらしいんです。すごく楽しみです。

この店にくるたびに小さな冒険旅行をしているような気分になります。もちろん、食に纏わる冒険、です。

 

 

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