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平塚のスープカレーのお店があるんですけどね。例によってどうもいつもタイミングが合わないままで。そういうお店、あるんだよね。おやすみ確認していけばいいじゃないと言われますが、それやらないんだよね。
カレーですよ。
気分を優先する人間です。なかなかそういうのはよろしくないという世の中です。予約とか苦手でね、特にごはん食べる時。予約で決めて行くのはいいかもしれないけど予約を入れた時とその当日では気持ちもお腹の具合も違います。
なるべく自然に思った通りにやっていきたいので予約でお店に行くことはほとんどありません。
そんなこんなで何度か近くまで来てるんだけどどうもチャンスがなかった、平塚の、
「けむり」
今回やっと店とのタイミングがシンクロ、食べに入れました。なんか、うれしい。
雰囲気の良いお店だねえ。
カウンターとテーブル、ソファ席。こじんまりした感じというか、包まれ感があるなあと感じる店内。わたしが勝手に妄想するところの湘南カルチャーを感じる空気があります。ロコレストランという感があるんだよね。
そしてメニューを見れば。おやおや、こりゃまた楽しそうな「妄想」なんていう文字を発見です。
スープカレーのお店なんですが、ひとつだけスープカレーの系統ではない特異なメニューがありました。その名も
「妄想パキスタンカレー」
あ、なんか、うむ、なんか。これを頼むしかないという確信をしてしまったよ。
よく煮込まれて筋でほぐれたチキンが大量に乗る、グレイヴィなしのタイプです。シンプルな抑え目のスパイス使いと塩味ベースの味の決め方がとても良いねえ。
ああ、これは横浜白楽を思い出す。あ、なんか、とか言ってたのはそれでした。
ごはんは五穀米でしょうか。ガーリックチップが散らしてあって、グリっと効いてくるニンニクの香りが食欲を加速するいい感じに男っぽい味。これはなかなかいいものだなあ。
そして揚げ野菜が流石のスープカレー店。舞茸が風味良く、ブロッコリーの葉先のチリチリも油が悪くなっていないようで嫌味がないんです。添えられたピクルスも良かったし、パクチーも効果的。
ああ、いいカレーだねえ。
ホールの女性がとても自然な感じでお仕事してらっしゃるのが好感を覚えます。そういう感じも、平塚らしい、海の近くらしい息吹き、空気を感じられるお店でした。好きな感じだなあ。
今度はスープカレーを食べよう。
