カレーですよ5709(新宿三丁目 とんかつジーエス)雨の日の選択。

新宿で「どうしよっかなー」となっていました。それは早めの夕飯のこと。南口のふもとにいたので牛丼の「たつ屋」かなあ、と思っていたのですが。

 

 

カレーですよ。

 

 

なんとなく新宿三丁目駅方面に向かったんです。帰り道に面倒ない店がいいな、雨だからなあ。新宿三丁目で帰り道(都営新宿線)とくれば、、、くればやっぱりあそこか。そうか、ここか。

そうだね。

 

「とんかつジーエス」

 

だね。

なにが面倒ないってね、なにしろ駅の入り口のほぼ隣だから。雨も降っていたし駅直でいうことがないわけです。しかもカツカレーをなかなか認めないあたしがオーケーゴーを出したいくつかあるカツカレー店のうちの一つなんであるよ。迷うも迷わないもないわけです。駅の隣は言い訳、食べたいから行くんであります。

地下のお店。地上には看板が出ているだけです。カタカナ表記でジーエスの表記がカッコいいんだよね。場所立地もよく、豚カツとカツカレーが売り、そんなわけでインバウンドのツーリストにも知られる人気店です。さいわいまだ夕食には早い時間なのでテーブル席に案内してもらえました。ざわつかない時間で、好物の、

 

「上ロースカツとカレー」

 

と静かに対峙、目一杯楽しむことができます。いいぞいいぞ。

ジーエスのカレーはおもしろいカツカレーなのです。個性的でカツカレーの良品。

いやしかし本当にとんかつがうまい。専門店だからあたりまえと言えばそれまでだけど、そういう中でもすごくうまいと思う。高級だったり凝すぎたりしていない、しかし素材もきちんと選んだいいもので、それ以上に腕前技術で肉を旨くするようなとんかつ。うーん、大変に大変に正しいなあ。

カレーがまた驚かされるのです。パッと見ると少し緑がかった色合いでおやっと思わされます。ジャパニーズスタンダードではない、かといってカレーライスから逸脱しないありきたりではない個性的なカレー。スリランカ風を謳っているようです。

付け合わせもなるほどと思わせるもの。自家製と思しきピクルス、キャベツとじゃがいもはサブジの仕立て。テーブルのカスタマーセットにはキムチ(!)まで用意されていてね。これが意外と合うのがまた楽しい。色々楽しませてくれるんです。

そして極私的な特筆はカツとカレーのセパレート。これだよこれ。これ大変にありがたいのよ。わたしはカレーに浸さずカツを食べたい派閥であります。1度にカレーとトンカツ定食を食べることができるのはお得なんであるよ。そのうえこのカツはちょっとカレーと合わせてしまうのは惜しいんです。どちらも完成度高く、互いに補完し合う関係を必要としない個性、独立性を感じます。そのうえで敢えてカツカレーとして食べるのもいい、みたいな感じ。

 

 

うん、やっぱり別々がいいのではないかしら。いやだってさ、そもそもこの料理の名前。「上ロースカツとカレー」なのですよ。上ロースカツ「と」カレーであるよ。初めから別々なのよ。納得というものがあるねえ。

店の女性の客あしらいもいいんです。接客という言葉、どうも突き放すような感があって好きではないんだよな。「客あしらい」なんてのがやっぱりしっくりくるのです。ここにはそういう感じの空気がたしかにあるお店。なるほどやっぱりいい店だなあ。

外はまだまだ雨が腰を据えています。さいわい駅の入り口は20歩とない距離。傘は仕舞ったまま向かおうかな。