カレーですよ4735(レトルト エム・シーシー食品 小野員裕の鳥肌が立つカレー チキンカレー)長寿レトルトの実力。

なんだか毎週毎週必ずどこかのメーカーさんやお店さんからレトルトカレーのサンプルが続々送られてくるんですよ、わたししのおうちや事務所に。去年はそれこそ冗談ではなく毎週どこかから荷物が届いていました。

 

 

カレーですよ。

 

 

そんなこんなでわたしの胃袋はいつでも張り裂けそうです。やってること、お仕事の根幹は外食の食べ歩きとその執筆ということなんですが、恐れ多くもありがたいことに、メーカーさんやおみせさんからは、親切にレビューを書いて掲載してくれるひとという認識をもらっているようでして。はい、来たものは親切にレビューを書いて掲載してます(笑)でも仕事なので、ギャラが発生するもも、色々してくださるメーカーさんやよくしてくださっている会社さんのものが優先です。そこに色々な要素を加味しています。2ヶ月経っても掲載がないとか言わないでね。だまって送ってくるのやめてね(笑)ちゃんとお仕事として関わっとくといいことあるよ、わたしは(笑)

それはさておき、自分で選んで買うレトルトカレーなんてのも中にはあります。胃袋は商売用。そんな言葉で嘯くいつもなんですが、これはちゃんとお財布開いて買いたいなあ、というものも多くあります。

 

そうだなあ、たとえば宮島醤油さんの「餃子の具でカレー」とか(これは強い思い出あるカレーの味とすごく似ていて驚いたやつ)、ヤマモリさんのタイダンスシリーズの「タイレッドカレー」とか(ゲーンぺッレトルトの中で一番好き)、エスビーさんの噂の名店シリーズの「看板チキンカレー&ダルマサラ」とか。(ダールがこんなに美味しいレトルトは初めてだった)ほかにもあるんですが、とにかくいっぱいストックがあるんで自分の趣味のカレー、なかなか買えないんです。

そういう感じですが、やっぱり食べたくなるのが小野員裕さんの

 

「鳥肌が立つカレー」

 

このシリーズ、素晴らしいと思っています。

大人っぽい良い味でね、日本人が考えるインドカレーの位置する場所にある味と感じております。昔からお気に入りで定期的に食べているんですよ。

甘味抑え目、ナッツっぽい印象の油の味と香りです。パンチのある辛さと深めのコク。どうしてもコクは甘みで出してわかりやすくしがちの、20年前当時にこういうチューニングとしたのは英断であるし価値があると思います。それをありがたく食べていました。すごいなあ、レトルトでこうくるかあ、なんて言いながらね。

食後感は切れ味よく、酸味のある漬物と合わせるとバランスがいいですね。何度食べても飽きないなあ、という感がやはり残ります。

2001年10月1日に発売となっていうこのレトルトカレー、2022年の今も、未だスーパーマーケット等店頭で販売が継続されています。ものすごいことだよこれは。

舌や鼻は時代時代で変わっていきますが、そういうダイナミックな流れの中でちゃんと生き残っているんです。いや、逆にね、市場の舌や鼻がやっとこのカレーに追いついてきた、この時代に、という言い方が正しいかもしれません。

2020年代という時代までちゃんと販売を継続してくれたエム・シーシー食品には、敬意を表したいですね。

小野さん、すごいですやっぱりこれは。