
秋葉原は名実ともにわたしのホームタウンです。まず第一にわたしのHQ(ヘッドクォーター)であるキッチンスタジオ「デジタルキッチン」が神田岩本町にあるから。秋葉原・昭和通口からわずか5分です。
カレーですよ。
そして秋葉原・神田界隈。下町生まれ育ちのわたしの子供時代からの遊び場。古本屋巡りが好きで、神保町古書街は庭のようなもの。誠文堂新光社の「子供の科学」と「模型とラジオ」が愛読書だった小学生のわたしは神田錦町の「科学教材社」に足繁く通ってはニューム管やらバルサ板やらエレキットの初期の(水色のプラケース以前のもの。ビニールパックに紙のタグだった記憶がある)ものやらを買い漁っていました。真空管2球短波ラジオの0-V-2(ゼロブイツー)キットを清水から飛び降りる勢いで買ったのも「科学教材社」だったよなあ。

のちスキーをやるようになってお茶の水通い(同ギター他)、とにかく界隈が好きでたまらないのです。今は、カレーですよ。それで、この夜は神田岩本町からではなく、久里浜から浜金谷、君津を経由して東京駅。そこから秋葉原へやってきました。ドクターペッパーの自販機がラジオ会館ビルのそばにあるのがアキバだよなあ、とかいっているうちに滑り込み。
「エチオピアカリーキッチン アトレ秋葉原1店」
に楽をさせてもらったり助けられたりしています。


それと言うのも界隈において22時半まで営業しているカレー専門店なんてのは貴重そのものでね。ありがたいやら助かるやらで足を向けて眠れないわけです。遅くに君津から高速バスで東京駅まで戻り、八重洲とくれば、のエリックサウス、東京カレーカルテットには間に合わず。
なので山手線で乗り換えの秋葉原にて滑り込みディナーにやってきたのでした。


秋葉原駅のアトレ1階という好立地は夜半の食事も安心です。何しろ改札が見える距離だからね。
注文はちょいと迷って決めた、
「ポークカリー 辛さ4倍 タマネギアチャール追加」
としました。

例によって4〜5倍くらいがわたしのからだとココロにに塩梅いいのです。4倍でそこにあと0.5、辛さの追加替わりにたまねぎのアチャール、というやり方が気に入っています。

いつも通りジャガイモには手をつけず待機。カレーを待ってアチャールはごはんの上にばら撒いてやって、ジャガイモはスプーンでカットしてカレーソースに投入、福神漬けも抜かりなく添えてやるのです。はい、これで「いつもの」「わたしの」エチオピアが完成。


わたしの舌の辛さ耐性とエチオピアの辛めの方が美味しい法則とに照らし合わせると辛さは4倍がいい、そう決めています。辛いほうが偉いとか俺はいつでも20倍だとか、そういうのを押し付けるのはナンセンスだと思う。「自分の美味しい」を知っている人こそが価値があるやりかたといえるでしょう。自慢もチャレンジもいらない。ただただ自分の作法で好きなふうに楽しむ。これです。これこそエチオピア。


食感も含めてバランスが楽しくなるたまねぎのアチャールをごはんの上にこんもりとね。これが好きだなあ、やっぱりこれがわたし基準のエチオピア完全体だなあ。誰にも押し付けません。これこそひとり飯の醍醐味だからね。そっとやるのよ、そっと。さあ、ディナーの始まりです。

しかし、エチオピアのカレーはスプーン1本でなんでこんなに綺麗に食べ切ることができるんだろう。すごいよねえ。不思議だなあ。
