カレーですよ5771(亀戸 虹の仏トーキョー)地元亀戸に大阪からの刺客。

東京での出店の知らせを聞いたのです。耳を疑いました。

 

 

カレーですよ。

 

 

7/25と26のランチのみでプレオープン。グランドオープンは7/28。しかも地元、亀戸であります。是が非でも行かねばならないわけです。大阪からの出汁カレーの刺客。東京のカレーの人としてお迎えせねばならないわけです。いやなにしろ自転車で7〜8分だからね。

はじめて話しを聞いた時は驚きました。「虹の仏」はその名前、もちろん知っています。大阪の大看板であるからね。いわゆる「出汁カレー」カルチャーを牽引するお店のトップと言って差し支えないお店。東京でのカレーイベントにも何度も出店した実績を持つ実力店です。そういうお店が東京に、いや、亀戸にやってくる。とんでもないことだよこれは。いやしかしなぜ亀戸?!

 

「虹の仏トーキョー」

 

昔から界隈に住んでいるものとしては「なんで亀戸選んだ?」というところがあります。が、しかし。

亀戸の北口側の京葉道路渡ったあたり。カメイドクロックを正面に見て右側のエリアです。ネパール料理の特異点「マックセ ダイニング&バー」、木場の名店のブランチ「タンドールバル カマル2号」、クラフトハンバーガーの「Golden Gate Burger 亀戸」、フレンチビストロ「DECARY」、味わい深い大箱の「九龍城飯店」、緑道沿いの信頼できる定食店「めぐみ食堂」など、ぽつぽつ面白そうなお店も増えているんだよね、このエリア。そんな場所に大阪ニューウェーブカレーの騎手がやってきたわけですよ。動揺しています。

いろいろ言ってても仕方がない。まずは行って食うぞ。

プレオープン1日目の14時近くにピークを外して訪ねて行きました。えっ!と驚き。果たして行列なし。よしよしっと独り言を言いながら扉を開けます。相席のテーブルに座りました。どうやらちょうど入れ替わりの凪の時間だったようで、5分と空けずに次のお客が並び始め、わたしの料理出てくる前にクローズの看板になったようです。そりゃそうだよねえ、幸運だったなあ。

モダンなカフェダイニングといった雰囲気で快適な店内。初日、14時、プレオープンで閉店までほぼ満席でした。

さて、注文だ。

 

「ハーフアンドハーフ」

 

をもらうことに。カレーは「出汁キーマ」と「本日のカレー」(チキン)。聞きしに勝る美味しさでした。

チキンカレーは日替わり。旨みの奥行きがすごかったなあ。甘くしない調整で旨味でぐいっと押してくる感じです。ジャパニーズスタイルじゃなくインド料理を基盤にしたものであるけれど、どこかに和の印象を覚えるチューニング。これはいいものだなあ。チキンも食べ出のあるものでうれしい。いいですねえ。

ダールがあるなあ、と思ったらパリップだったよ。そうなのか、スリランカスタイルか。ほんのり鰹出汁で実にふくよか、これまた美味しい。スープでボウルいっぱい、ずっと飲んでいたい感じ。もちろんほかの副菜やカレーたちとも相性がいいものです。

キーマには参ったなあ。これぞ「虹の仏」秘伝の看板メニューです。えーと、なんかこれははラーメン思い出すぞ。粗め粒大きめの挽肉、強く味わいに出る魚介の出汁。魚粉追加的な強さがあってラーメン感をひたひたと感じてしまうのです。すごいおいしいねえ。ラーメンの好きな人に食べてもらいたい味です。記憶に強く残りクセとなってまた食べたくなるやつだ。ひゃーすごい。おもしろい。おいしい。

モロッコインゲンがいい感じのアクセント。紫キャベツの酢漬け、これよいな。酸っぱすぎないのがいい。大豆を甘く煮付けたやつはすごく面白い。そうかあ、けっこうな甘さなのに違和感ないなあ。おもしろいなあ。ココナッツサンボル、ココナッツ強すぎず良い寸止め感。ちゃんと役割を果たしつつ余計なことはしていない。どれも手がかかっていてそこにある理由がありました。

 

とにかく全体、出汁にやられる感があってとても面白いんです。それが自然にやってきて違和感なく「美味しい料理」として完結しているんです。バランスで食べさせられるという感もあるし、何度も食べていろいろと確かめたくなる味でもあって。流石の実力です。

いまさら大阪のニューウェーブは出汁カレーでうんちゃらなんちゃらとか言ってももうトレンドとかではなく太い柱、カレーのいちジャンルになっているわけで。今更かもしれないですが、しかしその進化は現在進行形であることは間違いがなく、そして改めて「大阪は出汁だなあ!」と思い知るわけです。なにしろ看板に「これこそが大阪の出汁カレーだ」とあるくらいだからね。

じっくりと通わねばいけないお店ができました。