
8月だ。お盆だからというわけではないのですが、朝起きて身の回りをちょいとやっていた時に机の本棚のものを取ろうとして1冊の本がふと目に入ったんです。
「東京の名店カレー」
小野員裕さんの著書。買ったはいいけど買って安心したまま積んであったやつ。小野さんが亡くなる前のことだったと思います。それで、手にした「東京の名店カレー」をパラパラとめくっているうちに思い出したんだ。以前書いた原稿なんかをほじくってみます。原稿用紙の束を散らかしながら、というのは素敵だけど古い表現。そういう気持ちでMacのメモを検索すると出てきたのがコラム原稿。そこには小野員裕さんのことに小さく触れつつ、江ノ島の「ビッグサー」と荻窪の「馬来風光美食」のレトルトカレーと店主のことが書いてありました。
そうか、「ビッグサー」。マスターのカレーが食べたいなあ。ストックは無くなっていました。ありがたいことにエレンさんのルンダンはさがせば成城石井や北野エースで手に入るからね。ホントにありがたい。ビッグサーのマスターのカレーは奥様に注文せねばならないんです。ご家族でマスターの味を守っていらっしゃるのです。前の注文から1年経っていました。さて、在庫があると嬉しいのだけど、どうかな。メッセージを送りました。
それで、アナン父さん母さんやノーブルさん。エレンさん、小野さん、埼玉「さらじゅ」小森シェフやM’sのマスター。ほかにもたくさんの人を思い出しました。
これは「えにし」です。小野員裕さんがトントン、と肩を叩いてくれて、そこからさらさらと思い出が流れ出す様にあふれて。亡くなった方が僕らに残してくれたレトルトカレーやミックススパイスや著書と、カレーの記憶。かつての友や恩師、思い出すお盆です。
