
先日。スープストックトーキョーの毎年恒例、もう11年目のイベント。スープのない2日間。題して「カレーストックトーキョー」。無事閉幕となりました。
カレーですよ。
楽しんだ、楽しんだ。メディア向け試食会から当日まで、楽しみました。2日間ってのは切ないんだよなあ。いや、もっといっぱい種類食べてみたかったから。

でもここからフィードバックがあってレギュラー営業の中にこの時のレシピのカレーが組み込まれたりしますからね。そういうのやってるの、しってました?
「スープストックトーキョー」
はスープだけじゃなくてお店でカレーが常時1〜2種ラインナップされてるんですよ。

で、スープストックトーキョーのメディア発表会に呼んでいただいた時の頂き物。レトルトカレー。きょうはこれを食べよう。これがね、なかなかに優秀なんだな。前にも食べていて、良かったので自分で買ったこともあります。これ、味のキメどころがうまいんだよなあ。基本は甘めのキーマカレー。水分少なめの仕上がりです。
「無花果チャツネのキーマカレー」
という名前の通り、自家製の無花果チャツネを使っているそう。カレーの味はというと、チャツネからの甘みを一瞬感じつつタマネギと挽肉の旨みの方に持って行って、甘すぎない。ああ、いいね。

酸味ほんのり、苦味まで微量感じさせてバランスさせてあり、なかなかに隙がないんですよ。香辛料の香ばしさが駆け抜けたあと、その足跡を残さない切れ味というか、上手な幕引きというか。うまいなあ、と思います。旨いんだよ、実際。

自分でなにか辛さを足しても破綻がない強さも持っています。でもオリジナルの良さを知っちゃってるのであまりいじらずいきたいと思わせる、この完成度。無花果チャツネはオリジナルだそうでクローブを加えたものらしいです。うーん、ぜひそのまま、カレーに加える前に、舐めてみたいな。

不思議なんですが、お店のスープやカレーもそうなんですけど、スープストックトーキョーの料理はどれにもスープストックトーキョーらしさ、のようなものがふわりと漂います。当たり前と言えば当たり前なんですが、その当たり前を踏み越えて、単純に味とか匂いだけではない、そういうものが明確にあるという気がしています。そういうのを持っているお店、多くないとも感じてます。

たとえばカレーであれば上野のデリーなど、そういうものを持っているお店です。あれだけのメニュー数をラインナップしながら方向の違う味、だけどどれを食べても「デリー節」とでも呼べるような「らしさ」が必ずついてくるんですよ。田中社長はそれをなんというか、痛し痒し風に仰ることもあるのですが(あれは照れだと思う(笑)そしてそういうものは立派なものだと思うんです)、とても大事なことです。
これはレトルトカレーですが、ここにも「スープストックトーキョー節」的なものが入っていると思うのです。良いものだな。
