
所用で市ヶ谷にいたのです。市ヶ谷とくれば戸塚シェフの「スパイス欧風カレーPAIKAJI」か「カレーの王様」か。アジャンタはちょっと遠いかなあ。どこも魅力的です。
カレーですよ。
それで、仕事の都合でランチは「スパイス欧風カレーPAIKAJI」の営業時間と丸かぶりであきらめたわけです。うむむ、残念。「カレーの王様」はごはん切れでありました。むう、どうすっかなあ。
で、お弁当であるよ。ちょっとおもしろいお弁当店を見つけました。

お弁当専門店であります。であるんですが、なぜだかカレーメニューが多いの。明らかにカレー弁当に力が入っています。よくわかるぞ。スパイスカレー弁当、レッドカレー弁当にグリーンカレー弁当、イエローカレー弁当もあるね。それとは別に和風のモツカレー弁当なんてのまでありました。カレーソースがこれだけでも4ないし5種あるのがわかるわけで。

お弁当専門店でこれはちょっとすごい。期待大、であります。もはやカレー弁当専門店だよねえ。
「frango kitchen」
の店頭のメニューを前にしばし腕組み。さてどうするか。
もちろん他にも魅力的なカレー無しの弁当も用意されています。日替わりなどなかなかに魅力的で、思わず追加で買いたくなるけど食べ過ぎ厳禁。グッと我慢。唐揚げ系は刻んでごはんに乗せてあり、これはいいねえと納得。唐揚げ、大きいやつは見栄えはするけど食べにくかったりするよね。

ほかにもハンバーグ、揚げ物系、炒めもあります。それらがカレー弁当に反映されたりもします。えらんだのは、
「スパイスカレー/ハンバーグ」
やっぱりハンバーグが好きだからねー。

まずはカレーソース。これがおもしろかった。食べる前、味の前の話しなんですがカレーソースがビニールパックのパウチになって入ってきたんです。これはいいぞ。電車で持ち帰ったんですが途中で買い物をしたりで揺らしたり荷物の出し入れをしたり。弁当箱からカレーが漏れやしないかとハラハラしていました。まったくもって心配無用であったのよ。これはすごくいい。

これひとつ見ても、カレー専門、、いや、カレーに寄せた弁当店であることが垣間見えます。普通のお弁当屋さんなんかだと、カレー弁当は1種類しかないし容器から多少漏れるのは仕方ないよね、などいう感じもあるんですが、ここではそんな日和った考えはないんです。うーん、素晴らしい。
そしてこのスタイルだと食器に移し替えて食べれば容器をほぼ汚さないので容器の処理が便利。わたしはそれもあって自宅で盛りつけ直しをしてみました。うん、いい感じであるよ。

さて、カレー。フルフルとした玉ねぎ炒めから由来するとろみが舌の居心地いい感覚。きりっと引き締まった味で旨み、膨らみがあるものの甘すぎない調整をかけているのが好ましいですね。トマトと玉ねぎの煮込みとくれば、イタリアン、スパゲッティー的になりがちですが、これはきちんとそうはならずにカレーとして着地しています。これ、非常にレベルが高いのではなかろうかしら。意外と難しいんですよ、カレーとトマト煮込みの境界線。大変においしいです。

ハンバーグもしっかりしたものでお肉みっちり、ガチっとした身の詰まった食べ応えあるよいもの。肉の旨味と甘みが嬉しい仕上がり。カレーのキリッとスッキリした味の決まり方とのバランスが良いです。いろいろといいなあ。なんでも2023年の「第4回千代田お弁当大賞」で準優勝を獲得したのだとか。なるほど納得の味と内容です。ほかのカレーも一通り食べてみねば。

そうそう、そういえばカレーのお弁当専門店ってどれくらいあったっけかなあ、なんて考え始めててね。
四ツ谷「オーベルジーヌ」は有名。お花茶屋の「オカスバカレー」と市川の「アンマカレー」はスリランカ。麻布十番「きりんや」いいよねえ。上野の「アトリエデリー」は本当に楽しいです。中葛西の「ハレギンザ」は正確にはお弁当じゃなくて冷凍カレーの販売。吉祥寺、成蹊大学側にあった「ムンタージ」のインド料理のお弁当オンリーの店は懐かしいなあ。

そんな話をラジオでしました。そっちも聴いてみてね。
