
本当に、心から、日本一じゃねえか、と思っちゃうのよね。ここのもつ煮込みのことです。
カレーなしよ。
毎年笛吹、塩山あたりに桃を買いに行きます。ものすごくたくさん買います。3桁個買うからね、1シーズンで。7月に2〜3回いくようにしてるんですよ。あたしにとってはもうレジャーの一種と言ってもいい。


それで偶然入ったお店。一番初めに入った時の衝撃は忘れられません。やられた、のひと言だったよ、旨すぎて。定食の要素ひとつひとつが丁寧で、真面目で、それらが組み合わさって完成していて、結果きちんと旨いんです。なかなかここまで隙がない定食、ないと思う。とにかく、
「もつ定食の店」
は最高なのです。

いつ行っても白メシが実に良い炊き上がりでね、真面目な取り組みがそれだけでわかるんです。パリっと水分を飛ばしてシャキッと炊き上がった白メシ。粒ひとつづつがおいしくてね。目が覚めるような感覚です。ガス釜炊きへこだってらっしゃってそれ、共感できるなあ。昔飲食で毎日ガス釜で何本も炊いてたから。美味しさが違うんだよ。

それで、今日は初めてのメニューを試すことに。
「もつ焼き定食」
「豚もつ定食」とすごく迷ったんだけどうちの奥さんがそっちにしたのでこれ幸いと「もつ焼き定食」を頼みました。豚もつ煮も少しもらおうっと。


もつ焼、なるほどこうか、これいいわ。あまからの醤油だれでネギみじんがたっぷり乗っていて実に美味。タレがいいんだよなあ、あまからでキメてて。ごはんにかけちゃいたくなります。すごい、いい。ビール欲しい。ごはんもおかわりほしい。香のものと豆腐が副菜。それに味噌汁。潔い構成で好感が持てます。あくまでもつを食わせてやろうというスタンスかな。

豚もつ煮込みは味噌仕立て。実にまろやかな味付けで惚れ惚れします。とにかくもつの下準備が丁寧で入念なのが手に取るようにわかるのです。臭み一切なく、でもちゃんともつの風味があって不思議な気分。ちょっとこれは圧倒されるよなあ。

どちらにもたっぷり乗っかるネギみじんが切り口新しく香りよくシャキシャキしていて。たったこれだけのことが全体の美味しさと好感度をさらに高めているなあ、と感じます。小さな真面目なやり方の果てにこの輝く美味しさの定食があるんだねえ。地元米とガス釜炊きのこだわりは変わらずでありがたいなあ。

移転をしてお店が広くなって。それで前よりもちゃんと進化してて、女将さんお一人でやってらっしゃるので券売機にして金銭のやり取りをシンプル化、セルフで食器の上げ下げもお客がやるようになってて、これ、いいと思います。女将さんお一人なんだからこれが正しい。こんなに美味しいものを出してくださるんだから、負担少なくやってもらって長く続いてくれることを希望します。

さっき買い物に行った毎年通っている桃農家の奥様といいここの女将さんといい、洋菓子店の若女将も喫茶店のマスターも。優しく思いあるひとばかりなのですよ、山梨。山梨通いの頻度、上がってます。
