カレーですよ5797(レトルト キャニオンスパイス うりゃー!The BEEF CURRY 黒毛和牛すじカレー)ザ・ビーフカレー。

過日の伊勢丹カレーフェスではずいぶん楽しませてもらいました。いいイベントだね。

 

 

カレーですよ。

 

 

いくじなしなのでカーマでカレー食べてそーっと帰ろう、、、とか思っていたんですが、やっぱり知り合いの顔を見てしまうとそのままじゃ帰れない。そんな感じで一番長く話し込んでしまった36チャンバーズオブスパイスのおふたり。楽しくてたちまち時間が過ぎていきます。品出しの最中にすみませんでした。それで、おしゃべりの流れでキャニオンスパイスの方にお引き合わせをいただいたんです。うむ、うれしいな。たしかFOODEXだったかな、名刺の交換はしていた記憶があるんですが。

 

それで若い頃の大阪出張の思い出、マドラスカレーがレトルトになっていて感激した話しや(もちろん買ったよ)、友人が神戸の「神戸牛鉄板焼き 神戸 FUJI」の家族でキャニオンさんとこでOEMで作った神戸 FUJIのカレーのレビューをして、なんて話しでね、その時書いたブログ記事の話しなどで盛り上がりました。

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そののち帰りの電車でHPを見ると分かっていたようで忘れていた数々の製品が。

「こどものための」シリーズはもう長く看板商品となっています。スーパーマーケットであのイラストを見たことがある人は多いはず。長く続くインド・タイカレーシリーズも定番。あ、そうか。わたしの愛する「ラホール」のブラックカレーも「渡邉咖喱」もキャニオンさんだったか。「よこすか海軍カレー」も売り場でよく見かけます。「YOASOBI」も「地球の歩きかた」のシリーズも。いろいろやってるなあ。

話しの中で意気投合したのが昨今の「ビーフカレーの不当な扱い」という話し。むかしはカレーのスターとくればビーフカレーだった時代が長く続いていました。高級だったり憧れだったりね。そうやって築かれたビーフカレーの立場が毀損されている気がしていたんです、最近。もっとビーフカレーを大事にしてほしい、大事にしたい。わたしの言葉に賛同してくださってうれしかったんですよね。

そういえばキャニオンスパイスではビーフカレー、何種類も出してらっしゃった。贅沢和牛カレーもダイヤモンドカリーも、神田川監修 牛すじと根野菜の出汁カレーもオーベルジーヌもマドラスカレーだってビーフカレーだもんね。ドムドムの和牛すじ肉カレー(期間限定のお店でやってたやつのレトルトだ!)があるのはうれしかったな。The BEEF CURRY MATSUSAKA(ザ・ビーフカリー松阪牛)なんていうラスボス級も揃うんです。なんのことはない、キャニオンスパイスはビーフカレー天国だったわけですよ。うれしいったらありゃしない。

それで、帰り際に手渡してくださったこれ、

「うりゃー!The BEEF CURRY 黒毛和牛すじカレー 240g」

 

という名前(HPより/笑)の製品。なんでもこの味ができた時に開発担当が雄叫びをあげたんだとか。それをそのまま製品名にした勢いってもんがあるレトルトカレーであります。これ、完成度が高かった。まず封を開けた時に感じた、どこかほんのり醤油のようなニュアンス。入っているいないではなく香ばしさからそう感じたのだと思うんですけどね。が、これは多分気のせい。

はじめに袋からするりと着地したオレンジ色の脂がどうにも強くビーフエキスを含んでいて、それがまずはじめにご飯の下を巡るんですよ。これがいいんだよ。これが大事。苦味感じる切れ味とビーフの太い旨味が交互にやってくる素晴らしさ。

タマネギの焙煎の香ばしさとふくよかさ。甘みはあるけど前に出しすぎずに旨味と苦味を太くして、それを甘みが支える構造、かな。切れ味よくおかしな後味が残らないのがいいですね。背筋が伸びる味ってのはこういうやつだねえ。

 

しっかりと土台を支えるスパイスは結構な主張をよこしてきます。ここらへんは昔ながらのビーフカレーを越えてくる感があって、スパイスに対する我々の舌の偏差値が知らぬ間に上がっていた2026年であることを思い起こさせるような作りだと感じます。効き具合が心地よいな。

そして牛肉であるぞ。たくさん入っているんです。とろける脂身が甘み強く素晴らしいもの。お肉も同じくとろける食感でね、しっかりと「ビーフ!食べてる!!」感を強く感じさせてきます。もう一度言うけど、たくさん入っているぞ。それが強く満足感につながっています。ビーフカレーを謳うのだから、しっかり量が入った肉は嬉しいよねえ。しかもちゃんと旨いし。

パッケージを見れば黒毛和牛を使っているようす。ますます喜びが大きくなります。ゆで卵、相性良し。昭和から続く当たり前、です。こういうのを許容してくれるのもビーフカレーの懐の広さ。いろいろといいなあ。

例えてみるなら、なんですが。

ホテルのレストランで出る欧風カレー、あれとはまた少しニュアンスが違うと思うのです。たとえばバーのマスターがこっそり研鑽して少しだけ仕込んだ、締めで出すポーション小さめのああいうカレー。そんな味とでも例えてみましょうか。そういうイメージを持ったよ。とにかく旨いしビーフカレーというものが軽んぜられる昨今に一石を投じる良カレーでした。

ビーフカレーというものにはタイムレスな王道の幸せが詰まっています。改めてそう思う次第。よかった、よかった。